公務員試験じゃぱん

3度の公務員転職者による、人生における大切なことをお伝えしていきます。公務員試験や仕事内容紹介を超えた人生において大切なことを一緒に考えていきましょう!

公務員を目指すなら今が最大のチャンスの理由

公務員を少しでも考えている方。学生の方、社会人の方。一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

でも、公務員試験勉強って相当難しいんでしょ?誰でも慣れる訳ないでしょ?だったら民間でいいや・・・。って思っている方!もったいないです!今は公務員に慣れる最初で最後のチャンスです!

 

その理由を結論から言いますと以下の通り3つあります。

 

 

 

①現在は景気が良い

景気についてですが、景気と公務員試験の倍率は密接な関係があります。

私が初めて公務員試験を受けた平成15年頃は、不景気で就職氷河期と言われた時代です。

そうすると、もともと公務員に興味の無い人達も「民間は求人が少ないし、最近潰れている会社が目立つ。一応公務員試験を受けておこう。」となり、結果公務員試験の倍率が跳ね上がります。

 

しかし、現在は景気が良くしかも人手不足で売手市場です。

有効求人倍率はが高いのはテレビでも何度も報道されていると思います。

2018年に正社員が1.14倍と過去最高を記録。全体でも1.62倍と1973年以来の実に45年ぶりに高水準となっています。

企業は人集めに必死になり、少しでも労働条件(給与)を良くしようとします。

 

すると、公務員に少し興味があった方も「民間の給与が高いからそちらにいこう」となり、現在受験者は減っているのです。

 

団塊の世代の継続雇用が終了

団塊の世代の継続雇用が終わりを迎え、新たに新規採用を実施している。

これは、いわゆる団塊の世代が定年退職を迎え、その後継続雇用で65歳まで働いている方々が順次抜けていき、席が空いたために募集をしている状況です。

これは、私の時代には考えられませんでした。特に地方の市役所なんか何年も募集事体をしていなかったのです。それが、現在は小さい自治体でも定期的に募集を行っています。

しかし、これは間もなく落ち着いてしまうでしょう。辞める方がいなければ当然席も空きません。しかも、現在は民間委託や指定管理者制度へ移行して正職員の全体数が減っていく流れです。

 

③1次筆記試験のハードルを下げ、2次面接試験に力を入れている(教養試験のみ等)

公務員試験は、今まではとにかく学力試験でした。1次の筆記試験を突破しないことには、次の2次試験の面接に進むことができません。これは、100名募集しているある程度大きな自治体があったとすると、おおよそ1次試験だけで1000名ほど受験します。そこから、1次試験の筆記で200名ほどに絞られます。要するに1次の筆記試験だけで8割ほどが落とされていまうのです!

そして、残り200名から100名へ面接で選ばれます。これが今までの公務員試験です。現在もほとんどがその流れになっています。どんなに優秀だろうが、1次試験を突破しないと、面接官にすら会えない。いや、履歴書すら見てもらえないという状況です。

これは、よく考えれば当然のことで、限られた採用担当者が何百名も面接試験を実施することはできないのです。そこで、1次の筆記試験で大幅な足切りをしていました。

 

しかし、最近になってこの流れが少しずつ変化してきています。例えば、筆記試験の合格者数を増やし(5割など)手間はかかるけど面接にとにかく進めようとする自治体が増えています。

しかも、筆記試験は専門試験無しの教養試験のみなどです。そうすることにより、単純な筆記試験の点数が高い人だけでなく、人物重視をし、将来活躍する可能性がある人材を採用しようとしているのです。

ある自治体では公務員の筆記試験をSPI試験(民間などで実施される筆記試験)に変更しているところや、中には筆記試験すら無い自治体も出始めています。

ですので、法律など専門分野を勉強していなかった学生や、仕事をしながら公務員に転職を目指している方にはかなり有利になってきています。

 

自治体も昔のような、学力が高い人材だけでなく、様々な民間経験者を取り入れ変化しようとしています。

 

以上のように、ひと昔前のとんでもない倍率で、とにかく筆記試験のレベルが高い公務員試験は変化してきています。ですが、いつまでこの状況が続くか分かりません。

 

また、景気が落ち込むと公務員試験の倍率は跳ね上がります。現在、他の皆の目が民間にいっている隙に、ぜひ公務員試験の合格を目指しましょう!