ラグビーワールドカップ釜石スタジアムの現在
今回は、ラグビーワールドカップの舞台ともなりました岩手県釜石市にある「釜石鵜住居復興スタジアム」に行ってきました。
海と山の大自然に囲まれた場所に、ラグビーのスタジアムが突然目の前に現れ、初めて行った私はここで、ラグビーワールドカップで使われたのかと考えるととても興奮しました。
平日で誰もいませんでしたが、このスタジアムに何万人も集まって盛り上がり、日本代表もプレーしたのかと考えながら、施設を見学させて頂きました。
また、スタジアムの端に東日本大震災に関する石碑が建てられていまいた。そこに記載の文章はとても深く感じました。
石碑説明
～生き抜く新年 あなたも逃げて～
そして、信念を持って行った救助活動で、多くの人々が亡くなりました。
あなたのかけがえのない命は、あなたのものだけではありません。
自分の命を守り通すため、あなたも逃げてください。
自らの命が助からなければ、人を助けることができないから。
だから必ず逃げて。」
この文章を見て、消防学校時代の教官の言葉で「自分が助かった事により、一人救助したことと一緒」という言葉を思い出しました。
沿岸の消防士で、救急車を取りに行き津波に巻き込まれ亡くなった人がいるそうです。恐らく、多くの人を助けたい一心だと思います。だから、この文章は本当に考えさせられました。
スタジアムのすぐ脇では、防波堤工事が行われていました。震災以降、だいぶ出来上がってきました。
今回、釜石のラグビースタジアムを見学させていただいて、その施設の大きさと、大自然にうまく共存できている様子にとても感動しました。
ラグビーがきっかけとなり、全世界に「釜石あり！」と印象付け、震災以前よりも大きな盛り上がりを見せて欲しいと思います。
その少しでも手助けになればと思い、今回スタジアムの様子を簡単に紹介しました。
また、訪れたことが無い方はぜひ行ってみてください！
