年功序列が崩れる話
時代の流れのスピードが早くなっている。
今までは年功序列の時代。長く勤務している人が偉い。長く勤務している人に決定権があった。
例え上司の決定が間違っていたとしても、例え正しい選択肢を若い人が発言してもかき消される。
理由は、単純に決定権は年寄りが持っていたから。
そのために、判断が遅れる。新しい取り組みが消される。チャレンジを恐れる。それは、年寄りが怖がっているから。自分の知らない事をしようとする若者に決定権が奪われると思うから。今まで通りが良いと思っている。理由は、今までそれで上手くいっていたから。
誰も得しない。
会社の発展も無い。顧客も幸せにならない。若者のモチベーションも上がらない。
ただ、年寄りがビビっていたから。
やっと、その無駄が無くなっていく。
時代が少しずつ変わろうとしていた。小さな小川の流れだったが、コロナの影響で濁流となって押し寄せた。
オンライン。ZOOM。Slack。ペーパーレス。無駄な会議を無くし短時間での成果。
本来あるべき姿に、なろうとしている。
知っている若者はその濁流を器用に乗りこなす。
変わろうとする年寄りは、何とか乗ろうとする。
今まで若者の意見を聞かなかった年寄りは、時代の流れが許さない。
若者の方が仕事ができることが、バレつつある。
年寄りは、ただの年寄りでしかなかった。
年齢の年寄りでも、新しいものを取り入れ、常に変化する年寄りは、これからもその経験からリーダーとなる。
それ以外のただの年寄りは、若者にその無能さを暴かれる。今までやられてきたから。一気にたたみかけられる。
「部長。その会議昨日のSlackで流れてましたよ。見てないんですか?先方がZOOMアカウントをどうするか聞いてきてますよ。グーグルアカウントでいいっすよね?意味分かってます?」
立場が一気に逆転する。
若者が権力を奪え!時代の早い流れに即座に対応しよう!
年寄りは、しっかり勉強しよう!やる気の無いやつは置いていけ!
でも、若者は仕返しは考えないで欲しい。
単に時代が、環境が自分達に有利になっただけ。
今までの時代は違った。合理化よりも、人間関係やいわゆる忖度が重要だった。
無駄な飲み会、会議で上司や顧客の機嫌を取るのが重要だった。それによって、大きな契約や、関係が築けた。
それが、今の会社、社会の「基礎」を作ってきた。
その土台の上に、若者がいる事を忘れてはいけない。
時代が変わり、もし全てが若者の思う通りの合理化の時代になったとしたら、今度必要になってくるのは、人間関係の「原理原則」だ。
人、経済を動かしているのは、便利なツールや合理的なことじゃない。
そこに、人の気持ちが乗っかってるかだ。それが得意なのは、膨大な時間を人間関係構築に費やしてきた、年寄りだ。
時代が変わろうとしている。
年寄りは若者を舐めちゃいけない。
でも、へりくだる必要は無い。単純に若者のツールを勉強しよう。今まで避けていただけ。勉強方法はいくらでもある。理解はそう難しくない。理解すれば、またリーダーとして活躍できる。
理解せずに威張っていると若者に引きずり降ろされる。
若者は年寄りから権力を剥奪しよう!ツールを理解しようとしない年寄りは、会社にも社会にも今は必要ない。
でも、変わろうと努力している年寄りを舐めちゃいけない。いつか、理解が追いつくと経験と築き上げた人間関係で最強戦士が出来上がる。
お互いが、お互いを必要とする時代。
お互いを尊敬しよう。絶対にバカにしちゃいけない。
時代がまた変われば立場もすぐ変わる。
敵はそいつじゃない。攻撃対象は身近な人じゃない。そいつは、仲間。しっかり利用した方が、巨大な敵と戦える。
互いに手を取り、明るい社会を、活気ある日本を作ろう!