苦手な事は克服してはだめ
スポーツや勉強、仕事でもそうだが、自分の苦手な部分を無くそう、克服しようと努力するシーンが多い。
そして、皆も自分の成長のためには苦手な部分を伸ばそうと努力し、それがあたり前だと思っている。
時に仕事で上司から「お前はこれが苦手なんだから成長するためにやれ」と言われることも多い。
私は徹底的に苦手な事はやらない。なぜかというと、つまらないし時間の無駄だからだ。
まるで、まがままな子どものようだが、本当にそう思う。
苦手な部分を伸ばして平均化してもまるで意味がない。
だったら得意をとことん追求して、他の人より何か1つでも飛び抜けた方が良い。
特に人気のマンガやアニメもそうだが、一人一人個性が強く何かに秀でている。そして、必ず弱点があり、負けそうになるとそれが得意な仲間が必ず助けてくれる。
実社会もこれで良いと思う。
自分は何が得意かまずは知ることが大切だ。そして、苦手に向き合う時間があったら、得意を伸ばした方が、人間として輝くと思う。努力してたってその方が楽しい。
苦手があると、人の価値が下がると思っている人がいたら大きな誤解だ。
動物に例えると分かりやすい。足が早いチーターに、泳ぎがヘタだからとひたすら泳ぎを教えているようなもの。
自由に空が飛べるタカに、苦手な走りをさせているようなもの。
もし、仕事で営業が得意なのに「お前はパソコンが苦手なんだからこの書類まとめておけ」と言われたら、とにかく自分が得意な営業に戻れるよう働きかける事が大切だ。やれません、と言ったってよい。
自分が得意なジャンルを、それが苦手な部下にいばりながら指示する上司は要注意だ。それは仕事じゃない。自分が上だと脅しているだけ。そんな挑発にのってはいけない。なるべく早く離れた方が良い。
とにかく、苦手な事を勉強する暇があったら、そんなのそれが得意な人に任せて、自分の得意をとことん追い求めた方が良い。
もし、会社のためと思っていたら危ない。
その会社が潰れたら、自分の価値は平均で終わる。
会社じゃなく、自分本位で考え、得意を会社に提供した方が会社の業績も伸びる。顧客も喜ぶ。日本経済も潤う。間違いなしだ。
それが分からない上司とは距離を置こう。
皆で得意を活かし、苦手をカバーし、助けあっていく事が本当の意味で組織に求められている事である。
自分の得意を常に意識し、この自分しか使えない特殊能力で誰か困っている人がいたら助けてあげよう!