公務員試験じゃぱん

3度の公務員転職者による、人生における大切なことをお伝えしていきます。公務員試験や仕事内容紹介を超えた人生において大切なことを一緒に考えていきましょう!

私がなぜ公務員を3度退職したか

なぜ公務員を退職したか?

よく公務員を目指している人から聞かれたりすることがあります。

それは、公務員を目指している人からすれば当然気になる事だと思います。

そこで、東京の役所→消防→地方の役所と公務員を3度転職し、現在は就職のアドバイスの仕事をしている私から、退職、転職理由と、大失敗した経験などこれから公務員を目指している方にぜひ気をつけて欲しいことをお伝えします。

まず始めに言える事は、民間→公務員になった人のアドバイスや、元公務員経験者のアドバイスは結構見かけます。
しかし、私のように東京と地方、そして市役所から現場の消防士、そして就職のアドバイスをする仕事を通して、公務員を目指している方が具体的にどういった事を知らなくて、お伝えした方が良いのか。その豊富な経験は他の方々よりも幅広くお伝えできると思います。

何も、他の経験者のアドバイスを否定する訳ではなく、的を得て納得できる部分も沢山ありました。
しかし、現在の公務員などの就職をアドバイスする仕事をしていて、本当に伝えるべきはそこじゃないのにな〜と感じるところや、1箇所だけで本当に公務員全体を比較できるのかな〜と疑問に思うところもあります。
中には、公務員の管理職を定年退職されてだいぶ的外れなアドバイスをされている方も結構見かけます。
また、「私は民間の人事採用担当だった」「経営者として数々の受験生を見てきた」と、一部の偏った受験生しか見ていないのに、さも全体を知っている風に話す方もいます。正直、真剣に聞いている学生や転職希望者が可哀想です。受験生の数や年数は関係ないと私は思います。
更に、公務員専門学校の担当者の話を聞いていて「あれ?あまり分かって無いぞ?」と感じる事も多々ありました。

言われて見れば、専門学校のアドバイスする方も実際に自分が受験した訳ではありません。
いくら面接官経験者だろうが、採用基準はあくまでその企業や自治体1つの軸のみです。
管理職で定年退職した人で酷いのは、自分が受験した何十年も前の「私が受験した時は、、」という話をしている人がいて驚いてしまいます。(正直、おいおい、と思ってしまいます。)
確かに、公務員として働いている方、あるいは試験に合格してこれから働く方には素晴らしいアドバイスだと思います。

しかし、まずは合格しスタートラインに立たないといくら理想を語っても意味が無いと思います。

私はこれらの公務員試験をアドバイスする人達と、自分の経験を比較し「アレ?これはもしかして自分の方が詳しいぞ!?」と思うようになりました。
更に今の仕事で公務員希望者に私がアドバイスするようになり、私が担当に変わってから何倍も合格者が増えだしてから、それが「確信」に変わりました。

私は公務員の仕事自体は、ハッキリ言って普通です。受験の点数もボーダーライン周辺だと思います。

そんな「普通の人」が、何十という全国の公務員試験を受けまくり、数々の面接試験を受け、10以上の公務員試験に合格してきました。20代はいかにしたら公務員試験に合格するか。その事だけを毎日考えていました。

もしかすると、公務員試験にここまで20代の人生を捧げた人も日本全国探しても私だけ(?)ではないでしょうか(笑)
もし、私と同等かそれ以上の方がいたらぜひ友達になりたいです!さぞ、壮絶な苦労をされているので仲良くなれると思います。

私は公務員としてどのような仕事をするか、ではなく、とにかく「公務員試験に合格する!」そのスタートに立つ一点にだけ、集中したアドバイスができると思っています。

N国党の立花氏が言う「政治と選挙の分離」のように「公務員試験と行政経営の分離」と考え、私はとにかく公務員試験に合格させるプロになりたいと思います。

正直、国家総合職のいわゆるエリートの方は見なくて大丈夫です!私はそんなハイレベルなアドバイスはできません(笑)
普通レベルの方が、何をどうすれば公務員になれるのか、とにかく公務員になりたい。そういった散々私が考えてきた同じ悩みを持ったかたに見て欲しいです。

まず、私が1つ目の東京特別区を退職した理由についてです。

東京特別区を退職した理由

これは単純に、当初から地元の地方自治体が第一希望だったからです。
私が試験を初めて受けた平成15年頃は、地方の自治体はほとんど採用を行っておりませんでした。行ったとしても、今のように数名から10名などではなく若干名です。しかも、就職氷河期ということもあり、特に地方は公務員試験の受験率が非常に高かったです。(詳細は別の記事を参照)
そのため、1年ですぐ帰るつもりがなかなか募集事体が出ず、出たとしても3名募集に1次試験で100名以上受けるような異常な倍率だったため、次の公務員試験合格まで7年間も受験が続いてしまいました。

7年間もいると様々な知り合いができ、職場環境や同期との関係も申し分なく本当に楽しかったです。私はこころから「どこでもドアができて、この仕事を辞めずに地方に住みたいな~」と考えていました。また、何度も新幹線で通えないかシュミレーションも行いましたが、現実的ではなかったため地元の公務員試験を受験し、7年後にようやっと合格しました。
退職する時は、同期だけでなく職場や先輩方、その時教育委員会にいたので教育長や教育次長までわざわざ部屋に呼んでくれ「頑張って来いよ!」と送り出されたのを覚えています。

なので、1か所目の東京特別区を退職した理由は、地元に帰りたかったためであり、仕事が嫌だという気持ちは0%でした。


2個所目の地元消防を退職した理由

この理由については、上記のように単純ではありません。ぜひ、次のブログ「私が地元消防士を退職した理由」でお伝えしたいと思いますのそちらをご覧ください。